樹脂試作・プラスチック試作

試作コストダウン.com 042-400-6092 メールでのお問い合わせはコチラ

設計段階でのコストダウン・VA/VEを推進するあらゆる設計者の方へ 試作コストダウン.COMは設計技術者向け、試作コストダウン総合情報No.1サイトです。

切削加工

工作機械を用いた切削加工による試作も、オーソドックスながら非常に有用な試作方法です。

立体的に複雑な構造を持つ部品の加工は難しいですが、多軸加工機の普及により、曲面の加工や複雑形状の加工も可能になってきています。
近年のマシニングセンタ、NC旋盤であれば3DCADデータから直接切削に移ることができるので、数値入力によりパスを指定してから切削を行っていた頃と比較すると、リードタイムは劇的に短縮されています。
特に切削加工の特徴としては、身のまわりにある安価なアルミや木材、樹脂、特にケミカルウッドなどの硬い素材でも、材料を選ばず、実際の量産品と同じ材料を用いることができるので、リードタイムと試作品の品質に強みがあります。
精度も他の試作方法より高く、10μmのレベルで試作品が得られます。

製作する試作品が、小ロットであれば切削加工が適しているといえるでしょう。

試作品切削加工におけるプロセス

切削加工のプロセスは、CADを利用したCAMによる加工と考えて問題ありません。
3DCADデータを読み込み、専用ソフトが切削プログラムに自動的に変換します。その後は装置が送信されたプログラムに従い切削を行います。
装置の特徴としては、切削装置を利用したことがなくても容易に試作が行えるように配慮が為されています。
主要な試作装置メーカーとして、FANUCなどがあります。

特徴
 ①材料を選ばず加工可能
 ②高精度かつ仕上げ不要
 ③コストパフォーマンスに優れる