樹脂試作・プラスチック試作

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各試作法の選び方

各試作法はそれぞれ得意とするところが異なります。
作りたい試作品のサイズ材質、対応ロット数、コストなどを勘案して選ぶ必要があります。
各試作法の特徴一覧を下表に掲載しますので、参考にしてください。

代表的RP装置の特徴一覧①

造形方式 メーカ名 長所/短所
熱溶解積層方式 加熱して溶かした樹脂を、細いノズルの先から少しずつ出し、その樹脂を積み重ねながら形状を作製するタイプの方法 Stratesys

●ABSやポリカーボネートなど製品と同様の材料が利用可能

●サポートの除去が容易

▲光造形に比べると精度が粗い

光造形方式 光にあたって硬化する液状の樹脂に、レーザー光などを照射して三次元形状を作製する方法 3DSystems
NTTデータシーメット
ディーメック
帝人精機 他

●高精細なモデルが作製可能

▲造形後の後処理(洗浄、再硬化)が必要

粉体造形方式 粉末状の樹脂などを原料にして、高出力なレーザー光線で熱し固める方法 DTM
Electro Optical Systems

●樹脂、金属、砂など様々な材料が利用可能で、金型や鋳型などを直接作製できる

●材料の粉がサポートの役割を果たすので、特別なサポートは必要ない

▲光造形に比べると精度が粗い

シート積層方式 紙1枚をRPの1層分に目立てて、紙をレーザーやカッターで切り抜いて、積み重ねることでモデルを作製する方法 Helisys
キラ・コーポレーション

●材料が紙なので、入手しやすく、かつ扱いやすい

▲不要部分(サポート)の除去

▲後処理(表面コート)が必要

インクジェット方式 インクジェットプリンタと同じ要領で、ヘッド部から微小な樹脂や接着剤などを噴射しながらモデルを作製していく方法 3DSystems
Sanders Prototype

●高速にモデルを作ることができる

●小型でオフィス環境でも使える製品が多い

▲モデルの強度が弱い

真空注型方式 真空中でシリコンでの型に樹脂を流し込み、形状を作製する方法 蛇の目ミシン工業
SLM ソリューションズ
MET/Japan

●装置構造が単純なので、自作も可能

●1品ものの試作と異なり、型が十数回のショットに耐える

▲成形に用いることの出来る樹脂に制限がある

切削方式 マシニングセンタなどNC加工機を用いて、形状を材料から削りだす方法 FANUC
Roland
Haas

●金属から樹脂まで、素材の制限がない

▲複雑立体形状は再現できないものが多い